ガッテンの朝の脈拍で突然死を防ぐ?に物申す!考察 朝だけではだめ! 注意

前回の記事 ガッテン!脈拍で寿命が分かる?

 

の続きです。ためしてガッテンの番組で、

突然死につながる恐れのある脈拍は朝の起床時だけ注目していましたが、元の論文を細かく読んでみたら、夕方も注意が必要?と思われる記述がありました。

元の論文から抜粋して訳します。

https://doi.org/10.1016/j.amjhyper.2004.06.019

Similarly, evening HR was linearly associated with an increased risk of CVD mortality

同様に、夕方の心拍数も突然死の増加と比例するように関係していた

(17% risk increase per increase of 5 beats/min in HR: 95% CI 5% to 30%, P = .004),

心拍数が5上がると心臓血管系の突然死のリスクが17%上がり

cerebrovascular mortality (22%; 95% CI 6% to 39%; P < .01).

脳血管系の突然死のリスクは22%上がる。

 

increases of 5 beats/min in

脈拍が5上がると、

morning and evening HR were associated with 17% (95% CI 5% to 30%, P < .01) and 16% (95% CI 4% to 29%, P < .01)

朝の脈拍上昇で17%、夕の脈拍上昇で16%

increases in the CVD mortality risk, respectively.

心臓血管系の突然死のリスクが上がるのと関連があった。

他にも、心拍数と脳血管系の突然死リスクを示した下の表で、

朝起床時の心拍 リスク
 60 以下 1.12
 61–64 1.00
 65–69 1.63
 70–73 2.54
 74 以上 2.61
夕方夜間の脈拍 リスク
62 以下 1.00
 63–66 1.47
 67–69 1.14
 70–74 3.20
 75 以上 2.25

と朝の脈拍は60以上の場合増えるにつれきれいに右肩上がりにリスクも増えているのに対し、

夕方の脈拍はわずかに上下変動があり(脈拍63–66 の群より67–69 の群の方がリスクが低かったり、70–74の群より75 以上の群の方がリスクが低かったり、)きれいなデータではないので、

朝起床時の脈拍の方が説得力あって突然死リスクと関連ありとしたのかな。と思いました。

しかし朝も夕方もリスクが大きく跳ね上がる境目がいずれも脈拍70以上なので、少なくても脈拍70以上ではリスクが上がると言えるのではないかと思います。

なので、

朝の心拍数だけ気をつければいいなんて軽はずみなことを言うのはどうかなと思いました。

そういえば以前、絶対ミスの許されない職場で忙しすぎたとき、急に胸痛がして、息ができなくてゆっくり呼吸をしたら落ち着いたってことがありました。

文字通り息つく間もなくって感じだったので、マラソンしている気分でした。自律神経を酷使していたな。

また仕事の後、そのままバタバタと習い事に行っていたときはずっと神経はりつめているようなものなのでぐったり疲れていました。

このときの脈拍は相当高かっただろうなぁ。心臓に負荷がかかっているなというのを実感していました。

なので日中にアドレナリンを出しまくって仕事した後は夕方以降はゆっくり過ごしたり美味しいもの食べたりして、リラックスするのが突然死を防ぐためにはもちろん体のため自律神経のためにも大事だと思います。

では、朝の起床時の脈拍を下げる具体的な方法は?

また続きで書きます!