ガッテン!脈拍で寿命が分かる?

2019年1月15日

H31.1.9放送

寿命が分かるっていうと知りたいような知りたくないような怖い気がします。

正確には、寿命が分かるわけではなく、

今あなたが寿命が伸びる方向に向かっているのか、それとも寿命を縮めているのか、それが分かるという論文が世界中で注目されているそうです。

 

現在世界中で使われているの高血圧の診断基準が

135/85mmHgですが、

実はこれ日本のある町の研究を元に決められました。

それはサッカーの大迫選手と同じ字の

岩手県花巻市の大迫(おおはさま)町です。

研究が始まって以来33年間、町の住民約1900人に血圧計をプレゼントして毎日測定し続けてもらい分かったのですが、

突然死のリスクに脈拍数が関係していいたそうです。

血圧が高すぎるとリスクが上がるのはよく知られていますが、

血圧が正常でも、ある時点での脈拍が高いと突然死のリスクが上がり、寿命が縮まる恐れがあるというのです!

ではそれはいつなのかというと、

朝起きたときです。

大迫町の研究プロジェクトのリーダー帝京大学医学部の大久保孝義先生によると

朝起床時の脈拍が高くなるほど心筋梗塞や脳卒中で突然死するリスクが高くなるというデータがあるそうです。

脈拍が61〜64の人を1として

脈拍が65〜69で1.63倍、

脈拍が70〜73で2.54倍、

脈拍が74以上で2.61倍と、

増えていきました。

怖いことをいうと脈拍が5上がると突然死(心血管系死亡)リスクが17%上昇することがわかりました。

と番組では紹介されていました。ん?なんか前後の文章が違和感あるぞ。と思って元の論文を見てみることに。

元の論文はこちら→

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/15533725/

論文名

Prognostic value of home heart rate for cardiovascular mortality in the general population: the Ohasama study.
抜粋して訳してみると
An increase of 5 beats/min in the morning home HR measurement was associated with a 17% increase in the risk of cardiovascular mortality.
朝の家庭での心拍測定で5上がることは、心血管系死亡のリスクが17%上がることと関連がある。
This relationship was also statistically significant after adjustment for home BP values.
この関係は血圧を補正しても統計学的に重要である。
Even when home-measured systolic BP was within the normal range (<135 mm Hg),
家庭での上の血圧が135未満の正常範囲であったとしても、
subjects with HR >/=70 beats/min
心拍が70以上の人たちは
had a higher risk of cardiovascular mortality (relative hazard 2.16,
心血管系死亡のリスクが2.16倍高かった
95% confidence interval 1.21 to 3.85)
(1.21から3.85倍までの間隔での95%の信頼区間で)
than those with normal systolic BP and HR values.

上の血圧と心拍数が正常である人に比べて

 

なるほどだいたい分かった。つまりまとめると、

血圧が高いと心臓とか血管系の突然死のリスクが高いのは今までもそうだったんだけれども、

とりあえず血圧高いとか正常とか関係なく全体で調べた結果、「脈拍が5上がるとリスク17%上がる」ってデータがとれて、

血圧が高いと普通脈拍も高いから、脈拍が高いとリスクがあると言うよりも血圧が高いせいでは?の可能性を省くために、じゃあ血圧が関係なくてもいいように、血圧が正常な人同士で比べてみようよと比べてみた結果、

あら、脈拍だけでも高いとリスク上がるのね!ていうのが分かったってことかな。

 

番組では朝の起床時だけ注目していましたが、元の論文を細かく読んでみたら、夕方も注意が必要?と思われる記述がありました。

長くなるので続きは次回書きます。

続きはこちら→ガッテンの朝の脈拍で突然死を防ぐ?に物申す!考察 朝だけではだめ! 注意