たけしの家庭の医学 心臓の老化を止める

心臓老化タンパク質が多い人と少ない人の違いは?

心臓老化物質アンジオポエチンL2を発見した熊本大学の尾池雄一先生によると、日本人3000人を対象にした研究で、心臓老化物質の増加により、10年後心血管疾患になるリスクが2倍になったそうです。

体内には約10万種類のタンパク質があるとされていますが、その中でも代表的な3つのタンパク質が、①ヘモグロビン 血液中を移動して全身にくまなく酸素を運ぶ働き。②インスリン 血糖のコントロールをするホルモン③コラーゲン 皮膚や骨、血管などを構成するタンパク質です。

そして心臓の老化を進めるタンパク質はアンジオポエチンL2と呼ばれ、普段は心臓の細胞から分泌され、心臓の細胞同士のつながりを維持して健康な状態に保つ役割をするが、増えすぎると心臓の筋肉に障害を与え心臓の機能を低下させてしまいます。

さらに心臓だけではなくアンジオポエチンL2は全身の細胞からも分泌されているので、心臓で増加すると心臓の老化の原因に、血管で増加すると動脈硬化の原因に、肌で増加するとシワの原因になると言われています。

心臓老化物質が増える原因は?

心臓老化物質アンジオポエチンL2を増やす主な原因は加齢と、心臓に脂肪が溜まる生活で脂肪細胞から心臓老化物質が分泌されてしまいます。

年齢により基準値が異なります。

では、心臓に脂肪がたまりやすい生活習慣は何かというと座っている時間が長いことだそうです。

運動習慣もあり食生活も健康的なのになぜ?

2014年にアメリカで発表された医学論文によると、普段運動をしているしていないにかかわらず座る時間が長いまだ心臓周囲の脂肪が蓄積しやすいと言うことが500人以上を対象とした研究でわかっています。

番組では、心臓周囲の脂肪が少なく心臓老化タンパク質が基準値以内だった人が1日の合計の座った時間が3時間半だったのに対し、心臓周囲の脂肪が多く心臓老化タンパク質が基準値以上だった人が座っていた時間は10時間でした。約3倍も座っている時間が長いことになります。

心臓老化物質を減らすポイント

1、少なくても30分から1時間に1回は立ち上がる

2、立ち上がったときに合わせて伸びをすること。

お腹の筋肉がしっかり伸びるのを意識しながらするとより効果的

筋肉を伸ばす事で心臓老化物質アンジオポエチンL2の産生を抑える効果があるということが分かっているそうです。

番組の被験者がこのポイントを意識し、5日間続けたら座っている時間が 1日平均10時間から8時間に減少し、心臓老化物質も前回4.7だったのが 0.2減少し4.5になっていました。(68歳の基準値 4.12)

心臓の名医熊本大学の尾池雄一先生も、これを継続していけば心臓の老化を食い止めることも夢ではないとのことでした。